車輪の組み方

ホィール組みは基本さえ押さえればむずかしくはないですよ
その基本とは
適正なスポークの長さ
しっかりとした治具(振れ取り台)
そして根気・・・。
まずは組むホィールにあったスポークの長さを計算しましょう。


リムの寸法は左図のDを示します。
実際にニップルが座る位置です。

スポーク本数            N
リム半径             R=D/2
スポーク交差数          X
ハブ・オーバーロックナット寸法  W
ハブスポーク穴直径        s=S/2
ハブスポーク穴間ピッチ直径    r=d/2
ハブ中心からフランジ間      C

スポーク角度         T=720 x X/N

A=r x sin(T)
B=R-r x cos(T)

スポーク長さ L

DTのスポーク計算式と同じです。

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* Lの値は測定の誤差とそれぞれの組み付けるときのなじみによって実際のスポーク長と差がでてきます。
スポーク数 : N   
交差数 : X  
ハブ直径 : r  
ハブ中心からフランジまでの寸法 : C  
リム直径 :  D

Answer スポーク長さ:   
ハブ参考寸法  
ハブ中心からフランジまでの距離
フロント
 
リア ハブ直径
リアL
リアR
フロント
ハブ直径
シマノDURA ACE 9S
44
36
21
37
38
シマノ XT
45
36
23
35
38
カンパ ラージ 5S
67
33
24
34
67
カンパ スモール
44
37
20
35
38.5

リム参考寸法
アラヤ 26HE RM395
548
MAVIC 26HE 121
544
  26HE TM810F
546
    217
538
  700C

VX400

612
    220
542
  26 1 3/8 20A
580
  700C MA2
612
    M18
582
    GP4(OLD)
616
    20A
580
    GP4(NEW)
610
スポーク長がきまったら実際にホィールを組んでみましょう。
ハブへのスポークのとおし方は左の図のようにするとイタリアン組みになります。
1のスポークを逆にとおすといわゆるJIS組みになります。
図は3交差6本組みになります。
これを8本1セットにすると4交差8本組みになります。
実際にスポークを締めていく時は、スポークの張りが均一になるように心がけてください。
テンションを上げた状態ではバランスがわかりづらいので、テンションが緩い状態で整えていくのがコツです。
ニップルを締めるだけでなく弛めることも必要になります。
スポークの交差部分を手のひらで包むようにやわらく握って、スポークとリム、ハブとのなじみを出していきます。
小径のリムや最近流行のディープリムはの場合はリム自体の剛性が高いのでスポークのテンションのバランスが悪くてもなんとか組めてしまいますが、実際に使ってみるとスポークの破損の事故がおきやすいのでスポークテンションのバランスに気をつけて組んでください。
理屈はわかっていてもホィール組は経験が重要なので・・・  
ホィール組工賃 1本 ¥3,500
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